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感情が与える身体への影響(肺と憂い・悲しみ)

  • 珠氣鍼灸治療院
  • 2020年5月29日
  • 読了時間: 1分

更新日:2021年2月13日

肺という臓が憂い・悲しみの感情とどのようなつながりがあるのか。


まずは憂い・悲しみの感情について

憂うとか悲しむという感情は、内に向く感情になります。

よく悲しい時の感情表現を「シュン」とか「ションボリ」という言葉を使って表現しますが、内向きに気持ちが流れることを擬音で表現してます。

なので前述した、怒りや喜びの感情の働き方とは逆の方向に、憂いや悲しみの感情が向かうベクトルは「内側」に進みます。



肺の臓の動きを見ると、憂い・悲しみの感情と同じ性質の働きがあるということが分かります。


肺というのは、呼吸によりガス交換をする臓器ですね。肺の中の空気を外側に出す時は、肺を収縮させます。収縮するということは内向きに力が働いているということです。

昔の人は、肺の働きを鍛冶をする時に使う道具である鞴(吹子)に例えたりしました。

肺もこのように内向きに収縮させているわけです。


前述の肝は怒りを発散することで表現し、それに対して肺は、憂い、悲しみを収斂することで表現しているとされます。


悲しい気持ち、憂う気持ちは、内側に収縮する動き、肺のガス交換の動きも、内側に収縮させる動き、”心身一如”の関係でいうと、悲しみ・憂いという感情は、肺の働きと相通じているということです。

 
 
 

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